面接官がムカつく理由

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面接官にムカついた(ネガティブな感情にさせられた)。そんな経験をしたことのある方も多いのではないでしょうか。原因として、面接官が悪いケースも当然あるのですが、面接官が敢えてそのような感情を誘引するような質問をしている可能性もあります(そういうのを圧迫面接と言うのでしょうか)。

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面接官は感情的にさせることで本音を引き出そうとしている

まず前提のお話として、世の中にはちゃんとした面接官とそうでない面接官がいる、ということからお話したいと思います。面接では聞いてはいけない質問というものがあります(詳しくは是非google先生にお聞きください)。それをきちんと踏まえた上で質問ができる人とそうでない人です。残念ながら世の中の多くの面接官はそのようなルールをきちんと学んでいないので、そうでない面接官がマジョリティというのが実情であったりします。そういった実情からも想像できるかと思いますが、ある意味面接時の質問は無法地帯です。そのような面接で感情的になったことがない、という方は非常に恵まれている方であるのかもしれません。

また、たとえちゃんとした面接官であっても面接のルールに則って求職者の感情を誘引するような質問をしてくる可能性があります(圧迫面接が近しいかもしれませんが)。このような事実からもお分かりになる通り、面接というのは感情的にさせられる可能性が非常に多くある場所なのです。

そのような環境ですから「ネガティブな感情にさせられた」からと選考を辞退すると決断される方も多いようです。もちろん、それはそれで一つの企業の見方ですから否定するつもりはありません。ただ、もしそれを同じく“感情的”に判断されているのであれば、少し考えを改めた方が良いかもしれません。面接官としても求職者の本音が見たいと思っ ていますし、敢えて感情的にさせるような質問をしてその時の反応を見たいと思っている可能性もあります(ルールを守っているかどうかは別にして)。また、求職者にネガティブな感情を持たれるのは、企業側としてはリスクが非常に高い時代でもあります(ネットに簡単に書き込めてしまいますから)。求職者側も面接で本音をきちんと言わないように、面接官側もいかに本音を引き出すかということに必死ではあるのです。

感情的になったことを見せない役者になるか、事前準備をするか

このような実情を踏まえてどうすべきかという話をすれば、“事前準備”の一言に尽きます。圧迫面接のようなことがあるのか、というようないわゆる受験者からの口コミというものも参考にされてももちろん良いのですが、基本的には相手の“価値観”をきちんと把握するように努めるべきです(企業研究に関する記事は別記事でたくさん上げているので、そちらをご参考に)。すると、質問の意図はその“価値観”にあったものが基本的には来るはずなのです。事前にそういった準備をしておくと、心に余裕ができます。感情的になるというのは、心に余裕がなくなる状態になっている、ということなのですから。

何の準備もなく感情的にさせられるような質問をされると、人間ですから感情的になる時もあるでしょう。そんな時に「感情的にならないよう努力しなさい」というのは中々難しいところではないでしょうか。その場で感情的に見えないような役者になる、という努力でももちろん良いかもしれませんが、事前準備の努力の方を個人的にはオススメしたいと思います。

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キヨカワ

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