職場のパワハラ、セクハラ、モラハラ対処法

公開日: : 2.組織人として生きるために

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パワハラ、セクハラ、モラハラなどなど、職場で起こる問題は尽きません。それらの件数がここ最近増えてきているという話もありますが、これは最近パワハラなどの言葉が認知されるようになってきているだけで、昔と比較して爆発的に増えてきているというわけではないでしょう。

とはいえ、当事者の方にとっては大変であることには変わりません。転職する理由のほとんどが“人間関係”と言われるように、職場の人間関係で悩んでいらっしゃる方は少なくありません。今回は職場の人間関係の改善のヒントを書いていければと思います。

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パワハラ、セクハラ、モラハラの基準はあなた自身

まずはじめにパワハラ、セクハラ、モラハラについてです。よくある質問で、「これはパワハラ(セクハラ、モラハラ)と言っても良いのでしょうか?」というようなものがあります。要するに、自分がパワハラ(セクハラ、モラハラ)だと思っても、それは一般的な基準に照らし合わせたらそうではないのではないかというような話です。

結論から言えば、パワハラ、セクハラ、モラハラの基準というのは、当人がそう感じたらパワハラ、セクハラ、モラハラであると思っていただいて大丈夫です。他の人がどう思おうと、自分自身が不快な思いをしているわけですから、それに対して「それはパワハラ(セクハラ、モラハラ)ではない」なんていう権利は他の誰に言われる筋合いはありません。

逆を言えば、周りから見てパワハラ(セクハラ、モラハラ)なんじゃないかと思うようなことも、本人がそう思わなければそうではないということです。この意味というのは、同じことをされても、それを“する人”が誰かによって大きく変わるという点です。仲の良い友人に「バカ」と言われるのと、自分が嫌だと思っている人から「バカ」と言われることが全く違いますよね。それと同じで、結局「誰」が「何をしたのか」という点が非常に大きなウエイトを占める話になるのです。

つまり、パワハラ、セクハラ、モラハラというのは、「これくらい大丈夫だろう」と「それは嫌だ」と当事者間の温度差から生まれるものであることがほとんどなのです。

直属の上司が信頼に足るなら是非相談を

さて、あなたが仮にパワハラ、セクハラ、モラハラを職場で受けた時にはじめに考えることはなんでしょう。何はともあれ最初に考えなくてはならないのは、「直属の上司に相談して大丈夫か」という点です。重要なのは、あなた自身が直属の上司を信頼しているかという点がまずは非常に大きな点となります。

また、あなた自身が上司のことを信頼していても、上司自身が何があっても自分を守ってくれるかどうかということも併せて確認する必要があります。何が言いたいかというと、そのような問題があると上司に相談した場合、必要に応じてそういった問題があることを上司の上司に報告する必要が出てきます。上司の上司に報告した際に、あなた自身に不利な指示をされる可能性もあり、そういった際に上司が手のひらを返してくるということもあり得るわけです。このような上司かどうかを判断する方法としては、上司自身がきちんとした“芯”を持っているかどうか。上の言うことに対してイエスマンではなく、時として自分自身の意見をしっかりと持って行動できる人物かどうかという点がポイントになるでしょう。

このように直属の上司が“信頼できる場合”については、自分で動くよりも間違いなく上司に動いてもらって解決に動くほうが改善される可能性は上がります。もちろん、そのような動きをする以上、ご自身もその上司に対して信頼してもらえるような動きをしてく必要があるでしょう。上司にとってもいかに仕事をしやすい環境を整えるかという点は非常に大きな役割になりますから。また、その上司が環境改善をするに当たって下手な進め方をしてしまうかもしれません。ただ、それは“芯”がしっかりしている上司であれば、最後まで貫徹してくれるはずです。長い目で見て、環境改善されていくことを待ちましょう。

直属の上司が信頼できなくても一度は相談する

続いて、直属の上司が信頼を置けない場合についてです(こういった場合がほとんどなのかもしれません)。信頼を置けないと一口に言っても、実は信頼を置けない理由は2つあると思っています。1つは、上司が本当にダメ上司で信頼を置けない場合。そしてもう1つは、あなた自身が信頼を置こうとしていないという場合です(もしくはこれらのハイブリッドでしょうか)。信頼というのは、片方だけで成り立つものではありませんので、仮にあなたが上司に対して心を閉ざしてしまえば、相手も閉ざしてくる可能性は高いです。その点をまず省みる必要はあるでしょう。

その点を踏まえて次の行動になるわけですが、その次の行動としては、それでも“一度は”直属の上司に話をしてみることです。ここで大事なことは、「この人に話して解決はしないだろうな」という期待感でいることです。もちろん、それで解決の方向に向かえば良いでしょう。大事なのは、きちんと直属の上司に一度は相談したという事実をしっかりと残すことです。そのステップを踏まないと、後に問題になりやすいのでこのステップは必ず踏んでください。

直属の上司に相談というステップを踏むと同時並行で進めていただきたいのが、あなた自身が信頼できそうな人を会社内で見つけることです。先に述べたように、あなた自身が信頼しようとしない限り、相手が一方的に信頼してくれることはありません。また、直属の上司をいきなり信頼しろといっても中々難しいところもあるでしょう。そうであれば、会社内で信頼できそうな人を見つけることが大事です。

そして、間違ってはいけないのは、直属の上司に相談する前にその人に相談してしまうことです。信頼に足るような真っ当な方であれば、まずあなたに聞くことは「直属の上司には相談したの?」ということになろうかと思います。この話なしに直属の上司の上司から話が行ったりすると、直属の上司があなたに対して良い印象を持つはずがありませんので、くれぐれも直属の上司に一度は相談するというステップを踏むことを忘れないでください。

あなた自身の健康、命を第一に考えた決断を

そこから先については会社の器の大きさによって対応が変わってくるかと思います。まともな会社であれば環境改善に動いてくれることは間違いないでしょう。もちろん、そうでない場合も当然あります。そうでない場合、そんな会社は早々に見切りを付けて次の会社にということを考えて良いのではないでしょうか。そういった会社に居続けることは、あなた自身にとってメリットがあまりになさすぎるのではないかと思いますし、遅かれ早かれそういった会社は淘汰されるようになろうかと思います。

このような問題が起こった際、実はどちらかが一方的に悪いということはあまりないと思っています。お互いにお互いのことをしっかりと理解しようというスタンスが、会社もしくは当人いずれかが欠けていたりするケースがほとんどのように思えます。そのための努力、つまり、問題を解決しようとしたか、という点が非常に重要です。当然、その問題は解決しない可能性もあります。そんな時は会社を辞めれば良いのです。

会社を辞めると簡単に言っていますが、様々な理由で辞められないこともあるでしょう。ただ、そのような問題が解決しない状態で仕事を続けることが本当に良いことかを自問自答する必要はあろうかと思います。会社を辞めることで確かに一時的に大変になるかもしれません。ただ、それを続けることで、より深刻な身体的、精神的苦痛を受け続けることが良いのか、そこをしっかりと考える必要があると思います。

自分自身の健康、もっと言えば、命よりも大事なものはありませんから、それを一番大事にする決断をしていってください。

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