相談に求めるのは共感か、解決策か

公開日: : 2.組織人として生きるために

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「解決策を求めているのか、共感を求めているのか」。人に何かを相談する時、その相談した後の結果としてどちらを求めているのかというのが冒頭の質問になります。よく女性が相談する際は共感を求めている~的な話があるようですが、これは女性に限った話では全くありません。そして、このどちらを選んでいるかによって、その相談先は必ず変えなくてはならないということの認識が薄いと悲劇を生むことになります。

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相談に求めるのは共感か、解決策か

もしあなたが自分の話に共感してもらいたいがために誰かに相談する際、どんな人を選びますか。きっとその方はあなたの身近な存在であり、基本的にあなたの味方になってくれる、そんな人を選ぶのではないでしょうか。では、もしあなたが自分の悩みに具体的な解決策を求めたいと思ったときには誰に相談しますか。先の共感してくれる人と同じ人を選ぶでしょうか、それとも、また別の解決策を提示してくれそうな人を選ぶでしょうか。この質問にどのように答えるかによって、あなた自身がその悩みについて本当に求めていることが分かるような気がします。

具体的な解決策を求めたいと思って身近な存在に相談するというのは、解決策よりも共感を求めている可能性が高いのではないでしょうか。身近な存在に相談するということ自体が相談者の安心感を生み、相談することによって肩の荷を降ろしたい心理状況が伺えます(そして、解決策については解決策は二の次ではないかと思います)。一方、その悩んでいることが深刻なもので、その悩みを本気で解決したいと思えば、その道のプロに相談するのが一番早い解決方法になるでしょう。

身近な存在でない人に相談すれば、共感されない可能性はそれなりにある

プロに相談するほど悩みを本気で解決したければそれはそれで問題はないのですが、問題になるのは“プロに相談するほどの覚悟はない(お金は払えない)けれども、それなりの解決策を得たい”という場合です。分かりやすいのが、就職活動の相談を大学のOBにするような場合でしょうか。このような時に、「解決策を求めているのか、共感を求めているのか」ということをきちんと自分の中で整理ができていないと、相談をする側も相談をされる側も気持ちよくはない状態で相談が終わることになります。

どういうことかということを端的に申し上げれば、この類の相談には共感を求めてはならないということです(もちろん、解決策よりも共感して欲しいですというような話を初めにすれば良いですが…違いますよね?)。相談者の身近な存在であればまだしも、そうでない存在からのアドバイスになれば、その話に相談者が共感できない可能性はそれなりにあると思います。このような前提があるということを無視して、そのアドバイスに対し「私はそう思いません」と言ってしまうとどうなるか。そう、悲劇の始まりです。

相談する側もされる側も、気持ちよく相談の場が終わるように

もちろん、そのアドバイス自体が期待はずれなもので、そう思わないものである可能性も当然あります。ただ、それを敢えて発言する必要はどこにもないわけです。それに、そのアドバイスが期待はずれと相談者が思っているだけで、極めてまともなアドバイスである可能性も当然あります。そのアドバイス自体の良し悪しが判断できるだけの能力が自分自身にあるのかどうかということもありますし、そのアドバイスは一つのアドバイスとして自分の頭の引き出しにしまってみることがその場での対応とすべきかとは思います。そうすれば、相談する側も相談される側も気持ちよくその場を終えることができるはずです。

今はネット上も含め、気軽に相談できる環境があります。アドバイスを軽い気持ちでしてしまうことも本気で悩んでいる人の気持ちを逆なですることにも繋がりますが、アドバイスを求める側としても、共感を求めるのであれば相談先が違うということを認識していただいた方が良いでしょう。

「解決策を求めているのか、共感を求めているのか」。相談をする際には必ず頭の中できちんと整理した上で相談してください。

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    学生と社会人の座談会や、学生をアジアへスタディツアーで連れて行っています。

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